エアコンは消費電力が多いのに付けっぱなしのほうがいいってなぜ?

エアコンは稼働時に多くの電力を消費するため、付けっぱなしにしたほうが消費電力を抑えられると言われることがあります。ペットを飼っている場合や高齢者などご家族が1日過ごす場合には付けっぱなしが当たり前かもしれません。では、買い物に出かけたり、犬の散歩に出かけたり、仕事に行くなど、室内に誰もいなくなる場合も付けっぱなしがお得なのでしょうか。
この点、電力会社やエアコンメーカーで検証実験を行った事例がありますが、実は実証結果は大きく異なっています。そのため、置かれている環境をはじめ、使用しているエアコンの性能や消費電力などによっても大きく影響を受けることがわかりました。その意味では、必ずしも付けっぱなしすると消費電力が抑えられるとは言えません。ただし、検証事例を見ると、どの程度なら付けっぱなしにしたほうが、消費電力を抑えやすいのかは見えてきます。

冷房と暖房では違う

検証にあたって着目したいのは、それぞれ冷房と暖房の際で別々に検証を行っていることです。その結果、冷房時と暖房時の付けっぱなしの消費電力が違うこともわかってきました。検証結果を参考にしつつ、ご自宅のライフスタイルに合わせて、冷房時と暖房時でエアコンの使い方を考えるのがおすすめです。

冷房の場合の検証例

とある電力会社での検証では、30分運転→5分停止の繰り返しのこまめなスイッチオン・オフを繰り返すより、付けっぱなしにすることで30%ほどの消費電力を削減できることがわかりました。また、60分外出する場合にエアコンを停止させたことで24%も電気代が上がることがわかり、検証結果として60分ほどの外出なら付けっぱなしがお得、それ以上になるなら一度切るのがよいという結果が出ました。

一方、有名なエアコンメーカーの検証では冷房の場合、日中は35分までの外出なら付けっぱなしがお得、夜間は18分までの外出なら付けっぱなしがお得とされ、日中の付けっぱなし外出は30分が目安、夜間はこまめにスイッチを調節したほうがよいという結果が出ています。このように検証条件や使用するエアコンによっても、結果は異なるようです。

暖房の場合

暖房の場合、電力会社の検証データではわずか30分の外出でも、電源をオフにしたほうが電気代が節約でき、それ以上の長時間になると、どんどん電気代が上がるという結果になっています。そのため、付けっぱなしより、こまめなスイッチオンオフをしたほうが省エネにつながるという結果が出ました。

これに対してエアコンメーカーでの検証では、30分程度の外出なら、付けっぱなしのほうがお得という結果が出ています。両者、結果が全く異なるので、ご家庭のエアコンや地域の気温によると言わざるを得ないわけですが、外出先から帰ってきて寒い思いをしないよう、30分程度なら付けっぱなしにしてもよいのかもしれません。

冷房と暖房で異なる理由

検証データは異なるものの、冷房と暖房で見ると、30分から60分なら付けっぱなしでもよい冷房、こまめにスイッチオンオフしたほうがよい暖房という結果が出ています。同じエアコンなのに夏場と冬場でなぜ違いが出るのでしょうか。冷房が最も多くの電力を消費するのは、高い室温を急激に下げるときです。その後、一度冷えた室温をキープする消費電力は小さく抑えられます。

一方で、停止時間が長くなると室温が上昇してしまい、エアコンを再起動させたときに、またパワフルな電力を必要とします。冷房は稼働中より、付けたときの消費電力が大きいので、比較的付けっぱなしが有効となるのです。これに対して、暖房の場合は温風を高温に保つために、エアコンの機能として常時稼働と停止を繰り返しています。暖房使用時にスイッチが入っているのに止まってしまったような感覚になることはありませんか。

これは暖房の作用で設定温度まで上がったので、それ以上は暖まらないように停止している状態です。エアコン自体が常にオン、オフを繰り返すので、付けっぱなしにするより、暖まったらスイッチオフをしておくくらいのほうが消費電力が少なくなるケースもあるのです。もっとも、これはエアコンの性能にも大きく影響し、こうした動きをしない最新の技術を持ったエアコンとなれば話が違ってきます。現にエアコンメーカーの検証結果では、暖房でもこまめに運転をオン、オフすることで消費電力が大きくなるため、30分程度の外出なら付けっぱなしのほうがよいとされています。

つまり、エアコンの性能や室外機の設置状況、お住まいの地域の気象条件やその日の天候や日照、気温、部屋の気密性や断熱性などによって結果は大きく変わってしまうのです。そのため、やみくもに付けっぱなしにするのではなく、外の気温と室温、設定温度をいしきしつつ、外出時間なども踏まえて付けっぱなしにするか、オフするかを検討しましょう。

エアコンは付けっぱなしがよいかは、気温や使用するエアコンの性能にもよります。冷房、暖房でも異なりますが、わかりやすい目安としては30分ほどの外出であれば、付けっぱなしにしても電気代がかさむことはなく、むしろ、消費電力が抑えられる場合もあるという結論になるでしょう。

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